こんにちは!
Thinkです(Xアカウント👉https://x.com/Think_blog_2019)
今回は持ち運びしやすく、データ転送速度が速いポータブルSSDについて、この記事を書いている2023年2月時点で一番小さいものを調査したので記事にしました。
ポータブルSSDはポータブルHDDよりも
✅軽い
✅頑丈
✅小さい
✅速い
というメリットがあります。
記録容量あたりの価格は、やはりポータブルHDDのほうが良いですが、SSDのほうが転送速度が高速なのはもちろんのこと、HDDよりも小型で内部に駆動部品が無いため耐久性が高いです。
持ち運ぶ機会が多ければやはりポータブルSSDを選ぶのが良いです。
各メーカーから外付けポータブルSSDが販売されていますが、どれも形状が異なるため、一目ではどれがコンパクトなのかわからないです。
なので、この記事では私の備忘録も兼ねて各メーカーのポータブルSSDの大きさを体積で比較してみました。
購入を検討されている方は、是非参考にしてもらえればと思います。
なお、スティック型のポータブルSSDはとても小型ではあるものの、データのやり取りに使う接続端子がUSB Type-Aのみなのでパソコンによってはそのまま接続できず、変換アダプタが必要になる可能性があるため、あまりオススメしません。
ケーブルも一緒に持ち運ぶ必要があるので荷物は増えるものの、使用するケーブルを柔軟に付け替えることができ、パソコンとの接続部が故障しても取り替え可能なタイプのポータブルSSDをオススメします。
第一位 キングストンテクノロジー「SXS2000」シリーズ
第一位はキングストンテクノロジー製の「SXS2000」シリーズです。
最大容量 (TB) | 重さ (g) | 長辺 (mm) | 短辺 (mm) | 厚さ (mm) | 体積 (cm3) | 体積当たりの容量 (TB/cm3) |
4 | 28.9 | 69.54 | 32.58 | 13.5 | 30.6 | 0.131 |
接続端子 | 転送速度 | 耐久性 (ラバースリーブを付けた状態) | セキュリティ 機能 |
USB 3.2 Gen2×2 | 読み取り:2000MB/s 書き込み:2000MB/s | IP55等級 | なし |
体積が小さいので持ち運びやすいのもありますが、なんといっても最大容量が4TBまで対応していることが大きなポイントです。
寸法はおそらくラバースリーブを付けていない状態の数値になるので、ラバースリーブを装着すると少し大きく・重くなりますが、公式サイトの画像を見る限りそこまで大きな変化はなさそうです。
転送速度も最大2000MB/sありますから、高画質な写真や動画を撮影したものを保存したり、パソコンのバックアップデータを持ち運ぶのにも使うことができます。
ただ、この製品自体にセキュリティ機能は付属していないようですので、紛失時のデータ盗難には注意が必要です。
もし個人情報等の重要なデータを持ち運ぶときは、Bitlockerでこのストレージ自体を暗号化するほうが良いでしょう。
👇以下の製品です。
第二位 アイ・オー・データ「SSPA-USC」シリーズ
第二位はアイ・オー・データ製の「SSPA-USC」シリーズです。
最大容量 (TB) | 重さ (g) | 長辺 (mm) | 短辺 (mm) | 厚さ (mm) | 体積 (cm3) | 体積当たりの容量 (TB/cm3) |
2 | 22 | 72 | 46 | 11 | 36.4 | 0.0549 |
接続端子 | 転送速度 | 耐久性 | セキュリティ 機能 |
USB 3.2 Gen2 | 読み取り:1000MB/s 書き込み:1000MB/s | MIL-STD-810H Method (122cmからの落下試験) | なし |
第一位の「SXS2000」シリーズよりも体積は大きいものの薄くて軽いため、持ち運ぶバッグの形状によっては、厚みが増しにくいです。
また、ラバーを装着しなくても122cmからの落下試験に耐えるほどの耐久性があるため、持ち運ぶときにラバーを脱着せずに済みます(「SXS2000」シリーズは脱着が面倒くさくなり、結局付けたままになりそうですが・・・)
一方、最大容量が2TBなので高画質な動画や画像を保存するとすぐに使い切ってしまうかもしれません。
このSSDを使う上で気を付けなければならないのは、やはりセキュリティ機能がないことですので、持ち運ぶ際はBitlockerで暗号化するほうが良いでしょう。
第三位 サムスン「T7・T7 Touch」シリーズ
第三位はサムスン製の「T7,T7 Touch」シリーズです。
最大容量 (TB) | 重さ (g) | 長辺 (mm) | 短辺 (mm) | 厚さ (mm) | 体積 (cm3) | 体積当たりの容量 (TB/cm3) |
2 | 58 | 85 | 57 | 8.0 | 38.8 | 0.0516 |
接続端子 | 転送速度 | 耐久性 | セキュリティ 機能 |
USB 3.2 Gen2 | 読み取り:1050MB/s 書き込み:1000MB/s | 最大2mからの落下に耐える | AES 256-bit ハードウェア暗号化 |
第一位、第二位と比較して体積は大きくて転送速度も遅いですが、一番薄くいので持ち運ぶバッグの形状によっては、厚さを抑えることができます。
また、何も装着することなく2mからの落下に耐えれるほどの耐久性と、ハードウェア暗号化のセキュリティ機能を持っているため、一番バランスが良い機種です。
コチラの記事では、T7よりもT5のほうがコストパフォーマンスが良いと書きましたが、T7もだいぶ価格が下がってきましたので、価格と機能・性能の面ではオススメの機種です。
👇以下の製品です(公式サイトから暗号化ソフトをダウンロードできます)
オススメの機種は?
私個人的に一番オススメなのは、第三位のサムスン「T7・T7 Touch」シリーズです。
体積が大きく、転送速度が遅い(とはいえHDDよりはずっと早い)ものの、ポータブルSSDなので持ち運びが前提であることを考えると、やはり耐久性とセキュリティ機能が両立できるものが良いです。
ただ、サムスン「T7・T7 Touch」シリーズでも使用時に以下の注意が必要です。
①金属筐体なのでノートパソコン等と一緒にすると傷をつけてしまう
②最大容量が2TBなので動画や画像を入れるときは物足りないかも。
特に①については、注意していれば防げるものの、高価なものに傷をつけてしまうとショックが大きいです(前のモデルのT5では専用の保護ケースが販売されていました)
もしどうしても心配な方は、少し大きくなりますが、表面が金属ではなくてクッション性のある素材で覆われているものをオススメします。
耐久性とセキュリティ機能が両立できる製品は以下のものがあります。
👇第三位 サムスンT7シリーズの高耐久モデルです(暗号化ソフトは公式サイトから)。
最大容量 (TB) | 重さ (g) | 長辺 (mm) | 短辺 (mm) | 厚さ (mm) | 体積 (cm3) | 体積当たりの容量 (TB/cm3) |
4 | 98 | 88 | 59 | 13 | 67.5 | 0.0593 |
接続端子 | 転送速度 | 耐久性 | セキュリティ 機能 |
USB 3.2 Gen2 | 読み取り:1050MB/s 書き込み:1000MB/s | IP65準拠 最大3mからの落下に耐える | AES 256-bit ハードウェア暗号化 |
👇ウェスタンデジタル製のサンディスクポータブルSSD(暗号化ソフトはコチラ)
最大容量 (TB) | 重さ (g) | 長辺 (mm) | 短辺 (mm) | 厚さ (mm) | 体積 (cm3) | 体積当たりの容量 (TB/cm3) |
4 | 52 | 100.54 | 52.42 | 8.95 | 47.2 | 0.0848 |
接続端子 | 転送速度 | 耐久性 | セキュリティ 機能 |
USB 3.2 Gen2 | 読み取り:1050MB/s 書き込み:1000MB/s | IP55準拠 最大2mからの落下に耐える | AES 256-bit ハードウェア暗号化 |