こんにちは!
Thinkです(Twitterアカウント👉https://twitter.com/Think_blog_2019)
今回は、前に購入していたAERO15 OLEDのベンチマークを測定しました。
①AERO15 OLEDのスペック(おさらい)
OS | Windows 10 Home |
CPU | 第9世代Intel® Core™ i7-9750H (2.6GHz-4.5GHz) |
ディスプレイ | 15.6″狹額縁Samsung UHD 3840×2160 AMOLEDノングレアディスプレイ(*X-Rite™ Pantone®認証、出荷前に個別色校正) |
メモリ | 32GB DDR4 2666MHz |
チップセット | Mobile Intel® HM370 Expressチップセット |
グラフィックボード | Intel® UHD Graphics 630 |
NVIDIA® GeForce® GTX 1660 Ti GDDR6 6GB | |
NVIDIA® Optimus™テクノロジ対応 | |
ストレージ | 2x M.2 SSDスロット |
キーボード | GIGABYTE Fusion RGB Per-Keyバックライトキーボード 日本語配列 |
接続ポート | 3x USB 3.1 Gen1 (Type-A) |
1x Thunderbolt™ 3 (USB Type-C) | |
1x HDMI 2.0 | |
1x DP 1.4 & USB3.1 (USB Type-C)* | |
1x 3.5mm ヘッドホン / マイク コンボジャック | |
1x UHS-II SDカードリーダー | |
1x DC-INジャック | |
1x RJ-45(イーサネット端子) | |
搭載機器 | 2x 2Wスピーカー |
マイク | |
Nahimic 3 | |
Killer™ Ethernet E2600 | |
Killer™ Wi-Fi 6 AX1650 (Powered by Intel) | |
Bluetooth: Bluetooth V5.0 + LE | |
HDカメラ(カメラカバー付き) | |
Firmware-based TPM, supports Intel® Platform Trust Technology (Intel® PTT) | |
リチウムポリマー 94.24Wh | |
ACアダプター | 230W |
寸法・重量 | 356(W) x 250(D) x 20(H) mm |
2 kg |
ストレージは、Intel 760p 2TBを2枚搭載し、メモリは32GBに換装しています。
②バッテリー駆動時間
計測ソフトはBBenchを使用しました。
- Wifiオフ設定
- 輝度MAX設定
- 高パフォーマンス設定
の状態でフルHD(1920×1080、60fps)の動画をひたすら流し続ける作業を行い、バッテリーが100%から1%になり、自動シャットダウンが発生するまでの時間を計測しました。
使用した動画はこれまでのバッテリー測定で使用した物と同じ動画(SEKIROの自分のプレイ動画で、負けるシーンが延々と続く動画)を使用しました。
もはやバッテリー測定用動画となっています。
その結果、3時間31分でバッテリーが切れました。
考察
もともとゲーミング・クリエイター向けノートPCなので、バッテリー持ちは二の次ですが、移動中に文章作成をする程度であれば、4時間以上は確実に持つと思います。
搭載バッテリーは94Whと、これまで計測したノートPCよりもだいぶ多いですが、CPUとGPU、そして4K有機ELディスプレイが搭載されているため、どうしても消費電力が多くなってしまいます。
モバイル用途で長時間使用したい場合は、プロセッサのパフォーマンスと画面の輝度を落として使用することを推奨します。
③CINEBENCH R20
CINEBENCH R20を使用して、マルチコアとシングルコアの両方のスペックを測定しました。
なお、PCの設定はハイパフォーマンスに設定して測定しました。
マルチコアの数値は2509
シングルコアの数値は424
という結果が出ました。
これまではモバイルPCを測定してきましたが、マルチコアの数値が1300ほどでした。
このAERO15 OLEDに搭載しているCPUは6コアということもあり、2倍近い性能が出ています。
デスクトップ版のCPUのCore i7 7700Kと同じくらいの性能を持っているようです。
④CINEBENCH R20測定中のCPU周波数と温度の関係
このPCに搭載されているCPUのベースクロックは2.6GHzです。
測定開始から17秒までは3.6GHz付近で推移し、その後は発熱の影響なのかCPU周波数が3.2GHzまで低下しています。
しかしCPU温度も90℃から79℃付近まで低下して一定となり、測定終了までクロック及び温度共に変動がありませんでした。
17秒以降の状態が、おそらく排熱スピードとCPU周波数のバランスが取れている状態だと考えることができます。
ベースクロックが2.6GHzであることを考えると、CINEBENCH R20測定終了までターボブースト状態の3.2GHzを維持できています。
また、計測終了した瞬間。つまりCPU使用率が100%から減り始めたと同時に、CPU温度が1秒間で10℃近く減少しています。
考察
CINEBENCH R20はCPUのみに負荷をかけるテストなので、GPUには負荷がかかりません。
そのため、CPU単体をファン2つで冷却していることになります。
なので、ターボブーストした状態を維持し、尚且つ負荷が無くなった瞬間にすぐに冷却できたのだと思います。
これまでベンチマークを測定したモバイルPCの傾向を見ると、冷却によりCPU温度を維持できてはいますが、CPU周波数自体はどんどん下がっていく傾向にありました。
それに対しAERO15 OLEDでは、CPU周波数の低下はあるものの、ベースクロックよりも上の周波数を維持し、CPU温度とCPU周波数のバランスを調節して一定のCPU周波数を維持することができました。
これらの事から、AERO15は冷却性能と、温度コントロール能力が高いことがわかります。
CPUをメインで使用する重い処理は、動画変換や動画・画像編集が対象となりますが、快適に作業できるのではないかと思います。
ただし、ファンの音が大きいので、ヘッドフォン着用を推奨します。
⑤まとめ
今回は、ベンチマーク測定として、バッテリー駆動時間とCINEBENCH R20によるCPUの性能測定を行いました。
その結果、動画視聴だと約3時間でCINEBENCH R20は第7世代のデスクトップ版Core i7と同等の結果が得られました。
まさに「持ち運べるデスクトップPC」といっても過言ではないと思います。
「デスクトップPCが欲しいけど、置く場所がない」という方にピッタリのノートPCです。
価格が20万円もするので高価ですが、4K有機EL搭載であることを考えると、コストパフォーマンスは十分に高いと思います。
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